理想と現実の狭間

開発におけるお話。開発するからにはお金を貰わないといけないわけで。そこでこれこれを作るのに工数がこれだけかかります。ほいで予算はこれだけです。じゃあここまでは出来ますけど、これ以上はできません。って話になるのは当然、致し方の無い話。でもどうなんだ、それはそんなに工数の掛かることなのか?ユーザがこうして欲しいって言ってんだから検討ぐらいしてもいいんじゃないのか?

舞台はグループ内で二手に分かれて互いに要求を出し合う開発。内々なものなので、実際にはお金のやり取りはないし、やや気の抜けた感もある。でもそのUIはどう考えてもダサ過ぎるし、ユーザがわざわざ改善案まで出してくれているのを工数うんぬんの一言で突っ撥ねるのは正直どうかと思うわけで。
第一そんなダサいものはオレは作りたくないし、改善案がどんな感じで実現できるかもある程度コードレベルで頭に浮かんでもいる。でも今は立場上、言うのは得策ではないと思うので言わなかった。つーか言えなかった。1時間で出来そうな気がするんですけど、それって大体何人月なんですかね。
理想と現実の狭間を生き抜くためには、そういった大人なやり取りも今後のために覚えておかないといけないんだろうけど。それでも自分の技術的なハードルの限界は常にそれなりの高さを保っていたいなあと、今日はそんなことをしみじみと考えました。